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Press Release

チュニジア共和国の初の太陽光IPP案件をMIGAが支援

Also available in: English
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ワシントン、202486日-世界銀行グループ保証プラットフォームの多数国間投資保証機関(MIGA)は、チュニジア共和国(以下、チュニジア)において、豊田通商株式会社傘下のAEOLUS SASCFAO SAS及びユーラスエナジーホールディングス株式会社の合弁会社)が参画するSidi Bouzid Messouna PV Power及びTozeur PV Powerへの投資に関し、1,845万ユーロの保険の引き受けを決定いたしました。

本事業では政治リスク保険を適用し、チュニジアでの通貨送金・兌換、収用、戦争・内乱、及び契約不履行リスクを20年間てん補するとともに「再生可能エネルギー促進信託基金(the Renewable Energy Catalyst Trust Fund)」をファーストロスで活用することで同国初の太陽光IPP案件を支援し、エネルギーを自給自足する同国目標に加え毎年約108,000トンのCO2の削減に貢献する見込みです。

この保証により、チュニジアのシディブジッド県及びトズール県にそれぞれ50MW、計100MWの太陽光発電所及び送電線含む関連設備施設の設計・建設・運営が可能になります。本案件はノルウェーのSCATEC社との共同開発のもと、欧州復興開発機関(EBRD)、仏経済協力復興投資会社(Proparco)からのプロジェクトファイナンスによる融資も受けています。本案件における電気料金は国内の平均発電コストと比較しても約70-85%安く、同国でのエネルギー効率を促進させ、化石燃料の輸入依存軽減を目指すチュニジア政府の目標と合致します。本事業で発電された電気は20年の長期売電契約に基づき、チュニジア電力・ガス公社(STEG)に売電されます。

また、MIGAが引き受ける政治リスク保険に対して株式会社日本貿易保険(NEXI)が一部再保険を引き受けることが決定しており、本案件は、今年度5月に更新したNEXIとの協力協定にも沿う協業案件です。

本案件は、民間投資家のSCATEC/AEOLUSNEXI並びにMIGAそれぞれの専門分野を生かして実現された取り組みであり、2022年アフリカ開発会議(TICAD)でも提言されたチュニス宣言「官民パートナーシップの枠組みを通じた再生可能エネルギーの展開と持続可能な経済成長」とも合致します。

MIGAの保証を通じて、中所得国における再生可能エネルギーセクターを促進させることが可能になり、本案件は発展途上国で価格競争力の高い再生可能エネルギーを増やすうえでIPPとして重要な役割を果たすだろう」と、MIGAの俣野長官は述べています。

20243月の設立以来、本案件はAEOLUSにとって初めての投資案件となります。また、チュニジア政府と日本政府、MIGASCATEC、レンダー、アドバイザーをはじめ、これらのプロジェクトの実現に携わったすべての方々のご協力とご尽力に感謝いたします。AEOLUSは、今後も再生可能エネルギー事業を通じて、チュニジアをはじめとするアフリカ諸国の発展に貢献していきます」と、AEOLUSの鳥羽秀治社長は述べています。

チュニジアは、2030年までに再生可能エネルギー由来の発電を35%に増やすことを目指しいるものの、現在、発電量の約94%をガス火力で賄っており、多くは隣国アルジェリアからの石油・天然ガスなどのエネルギー源のほとんどを輸入に依存しています。本案件を通じて、ガス価格及び為替変動リスクの軽減、財政負担の軽減、外貨準備の維持、更には拡大するエネルギー需要への対応・実現にも貢献することが期待されています。

本事業は世界銀行グループの気候変動行動契約(World Bank Group’s Climate Change Action Plan)の気候緩和対策の推進に加え、グリーン、リジリエント且つインクルーシブな開発に貢献する目標に沿ったものです。世界銀行グループはチュニジア政府の再生可能エネルギープログラムとエネルギーミックスを多様化するための民間資金の導入促進を支援します。

 

豊田通商 (Toyota Tsusho Corporation)について

日本に本社を置くトヨタグループの大手総合商社であり、自動車関連を中心に、金属、機械、インフラ、エネルギー、化学品、食品、消費財、情報通信など多岐にわたる事業を約130の国と地域でグローバルに展開している。

世界銀行グループ保証プラットフォームについて

世界銀行グループ各機関のすべての保証商品と専門家をMIGAに集約し2024年に運用開始。シンプル且包括的な保証ソリューションを提供することで、ニーズに最も適した保証商品をクライアントが選択することを可能に。このプラットフォームは、プロセスを合理化し、冗長性を排除し、途上国への投資のリスクを軽減することで、より高いアクセシビリティを提供する。2030年までにWBGの年間保証発行額を200億ドルに引き上げることを目標としている。

お問い合わせ:

ワシントン:

Elizabeth Howton, (202)458-5922, ehowton@worldbankgroup.org

東京:

多数国間投資保証機関 東京事務所、miga_tokyo@worldbank.org

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